ヴィクトリア朝初期のティーボウル「シノワズリ 2 」

¥23,000

赤いインクが美しく、小さな手押し車で遊ぶ子どもたちが描かれています。差しかけている傘などがどこか中国風でもあり、周囲に咲き誇る花々、植物をモチーフにした装飾からもヨーロッパの人々が抱く東方への憧れ、異国趣味がほのかに漂ってきます。
17世紀の半ば、イギリスにもたらされたお茶は東洋の秘薬でした。それから時間をかけてイギリス社会に広まって行くのですが、同時に用いられた茶器も最初は中国製のティーボウルだったのです。
こちらのカップ&ソーサーは19世紀の前半、ヴィクトリア朝初期に製作されたもので、当時はすでに持ち手のついたカップもあったのですが、こちらのセットはかつてのお茶文化の影響を色濃く残すティーボウルスタイルの茶器になっています。「シノワズリ」も本来は18世紀が全盛の中国趣味なのですが、19世紀になってもその残照を残すこちらの茶器にもその名をつけさせていただきました。
ちなみに、沸騰した紅茶を入れたお茶碗は持ち難いため、受け皿にこぼしてそこから飲むということが行われていました。こちらのセットもそのスタイルを忠実に踏襲し、深めの受け皿になっています。この習慣は20世紀になっても高齢の方の間では廃れずに残っていたようです。
描かれた装飾も、その造形も、東方と西方の世界の出会いをいまに伝えるこの茶器で、東西様々なお茶をどうぞお楽しみください。

同じ絵柄のものが2セットございますが、生地の色味が少しだけ濃いようなのでこちらは「2」といたしました。画像を見てお好きな方をお選びください。

19世紀前半、イングランド中西部、スタッフォードシャーにて制作されました。施された絵柄は銅版を原画としてプリントされたもので、トランスファーウェアと申します。
サイズは飲み口の直径が約9.7センチ、高さが約6センチで、受け皿の直径が約15.3センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。

こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。

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