はちみつ色のボンボニエールです。ずっしり重いクリスタルガラス製。秋の黄昏時のような金色の光の中、森を駆ける一頭の牡鹿が生き生きと彫り込まれています。ボヘミアの豊かな森が生み出した高い透明度と硬度のガラス。そこに彫り込まれた森の景色は、まるで出自を語るようですね。このとろりとした金色は、どこか懐かしくノスタルジック。光の当たる窓辺に置くと、刻々と表情を変えて夢のような美しさです。
手作りですので気泡があり、経年による小さなチップがいくつかありますが、状態はおおむね良好です。
19世紀、チェコ製で、サイズは、直径が約14センチ、高さが約6センチです。