ルビーの瞳のツバメのブローチ

ツバメは世界中で幸福を連れてくる鳥といわれています。こちらは眼にはルビーの粒を置き、羽根にはカットされたペーストガラスをあしらったブローチです。
ペーストガラスは天然の宝石を模倣して19世紀に技術のピークを迎え、高貴な階層のイブニングドレスも飾りました。クリアな煌めきを放つ羽根や小さなルビーの眼を持つツバメを見ていると、「幸福な王子」というお話の中で銅像の王子に頼まれて貧しい人々に宝石を運ぶツバメを連想させます。
本体は、刻印がはっきりしませんが純度80%のシルバー800ではないかと思われます。そこにかつては金メッキが施されていたようですが、時の流れとともに腹部はほとんど剥がれて、今では背中の側にほんのりとその名残を留めています。この姿も、自分の像に張られた金箔を剥がして分け与えた幸福な王子のエピソードとつながるようで、まるで何かを語りかけるような古色もよいものです。

1920年代から30年代、アール・デコの時代までのイギリス製と推定されます。
サイズは約3.3×1.9センチです。
古いものですので、前述のメッキの剥げ以外にも傷、汚れがあります。

こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。

ショップの評価