天文図版「土星 1874年12月30日」
1877年、フランス、パリで出版された一般向け天文書の大著"Le Ciel"「天空」からの挿絵で、漆黒を背景に浮かぶ土星です。輪を持つ姿はそれだけで魅力的ですが、淡い色彩と滲むようなタッチは夢の中に出てくる星のようです。
しかし、これは精密な天体スケッチで有名なフランスの天文学者トルーヴェロの観測とスケッチに基づく色彩リトグラフなのです。高名な彼は火星のクレーターにその名前を残しています。1874年12月30日との記載がありますので、今から150年ほど前、その年も終わろうとする冬の夜、土星はトルーヴェロの前にこのような姿で現れ、彼はそれを描いたのです。ハイセンスなクロモリトグラフがそれを今に伝えました。
リトグラフによる印刷も20世紀になると次第に姿を消して行きます。この時代が生んだ一夜の幻のような図版をどうぞお手元でお楽しみください。
1877年、フランス、パリで製作されました。
サイズは約18.3×27.4センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。






