アクアブルーのボンボ二エールです。アクアブルーの手吹きガラスには気泡が入り、ゆらゆらと波打っています。そこに手彩色のエナメルで、星と花が描かれており、明るい場所に置くと、水の中のような影が出来て実に幻想的です。
特に目立つダメージや欠けはありませんが、真鍮の留金が緩く、パチンと閉まりません。密封が必要な物は入れられませんが、香りのするものを入れたらほんのり香って良いでしょう。

ヨーロッパでは古くから、お祝いの時にボンボンやドラジェなどの砂糖菓子を贈る風習があり、その時に使われた容器をボンボニエールと呼びます。その菓子器も段々と装飾性の高いものになって行き、結婚式においては、日本の引き出物のようにお祝いの返礼として配られたようです。こちらも何かのお祝いの際に使われたのかも知れません。
100年以上前のボヘミアングラスで、手作りですので、複数の気泡があり、ガラスが薄くなっている箇所もあります。サイズは高さが約10センチ、直径が約13センチです。