黄昏色のロザリオ
陽も沈み、今日の最後の青空が闇に包まれようとする時、昼と夜の狭間にこの黄昏色は現れます。みずみずしい光と静かな陰りをどちらも内包したような、神々しい美しさのガラスビーズでこのロザリオは作られています。
ロザリオは本来、「アヴェ・マリア」と唱える回数を数えるためのものです。こちらも、クロスと繋ぐプレートにはマリア様を象徴するフルール・ド・リスがあしらわれ、作法通り10個の珠を5連にしてあります。クロスも立体的で裏面まで丁寧に作り込まれています。
古色により少し黒みを帯びた金属部分が陰影を深め、このロザリオの全身には古い礼拝堂に差し込む光を思わせる雰囲気が宿っています。
19世紀、フランスで製作されたものと推定されます。
サイズは輪の部分が約69センチ、クロスと輪を繋ぐ部分が約13.5センチ、クロスが約2.7×4センチです。
ロザリオは元々は首にかけるものではないため、輪の部分を切り離す環がついていません。こちらは約69センチあるため、首にかけることもできるかとは思いますが、ご注意ください。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。














