天文図版「パリの夜空」夏至の夜
19世紀中頃、6月21日、夏至の日の深夜、パリの南の空を写し取った図版です。ペガサス座、白鳥座など、見えている星座の記載もあります。
夜空を表現するわずかに青みを帯びたブラックの巧みなグラデーション、降るような星たち、夜の闇に煙るパリの街並みも忠実に描かれて見事です。当時の地元の人ならば、この絵を見て「ああ、あそこの空だ。」とすぐにわかったことでしょう。
この色彩リトグラフはただ天体を記録するのではなく、まさに夏至のパリの夜空を、その気配や空気感まで豊かに今に伝えているのです。
フランスの一般向け天文書籍の大著" Le Ciel"「天空」の挿絵です。1877年の版とのことですから、この夜空はもっと以前、19世紀中頃に記録されたものでしょう。
サイズは約27.3×18.2センチです。
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