ヴィクトリア朝の子ども用プレート
2人の女の子が輪を投げて遊ぶ姿が描かれた子ども用のお皿です。これは"Game of Graces"という遊びで、19世紀の初期にフランスからイギリスに伝わり、女の子の間で流行りました。可愛らしい絵柄、今のものとは違う優しい深緑のインク、ぽってりした質感の生地が暖かい気持ちにさせてくれます。
そこに"RIDDLE"「なぞなぞ」が書いてあります。一部、文字が不鮮明ですが、"I ever live man's unrelenting foe. Mighty in Mischief though I'm small in size. And he at last that seeks to lay me low. My food and habitation both supplies."と書かれているようで、さあ私は誰でしょうという問いかけです。答えはこの文のあとに書かれています。周囲にはアルファベットがエンボスで記されており、ちょっとしたお勉強もできたのでしょうか。
この小さな楽しいお皿にオートミールやケーキを少し取り分けてもらったのでしょう。
ずいぶん昔の遠い国のことですが、どこか懐かしい気持ちになるお皿です。飾っても素敵ですし、ティータイムのお供にもぜひどうぞ。
19世紀中頃、イギリス、スタッフォードシャーで製作されました。
サイズは直径が約13.1センチです。
古いものですのでしみや傷、汚れがあります。
ところで、先ほどのなぞなぞの答えをこっそりお教えしましょう。それは"WORM"「虫」です。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。