黄色い小人のゲームの青い箱
フランスのゲームの古い箱です。とても鮮やかなコバルトブルーの箱に、銀文字で「黄色の小人のゲーム」と書かれています。中身は失われていますが、トランプ柄の小箱が入っています。蓋の裏に筆記体と足し算と思われる手書き文字が見えます。
黄色い小人は、1698年に出版された残酷な物語に主人公として登場します。その後、18世紀中頃には、ロレーヌで「ドワーフのゲーム」などと呼ばれるカードゲームとなり、フランス革命の頃までにはヨーロッパに広まりました。ゲームのルールは簡単で、子供でも遊べたようです。
蓋は厚紙製で約29×23センチ、箱は側面が木製に紙張り、底が厚紙製で外寸が約29.5×24×4センチ、中の小箱5点は厚紙製で全て取り出せます。
製作年は不明ですが第2次大戦前までのものと思われます。古いものですので、箱の側面上部に12センチ程度の欠けを始め、蓋、箱ともに欠け、剥がれ、シミ、汚れ、反りなどがあり、蓋は本体にきちんとはまりません。これを使ってずいぶん遊んだのでしょう。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。