横一文字のシルバーの中央にアメジストを置いたブローチです。みずみずしい透明感を湛えるアメジストは綺麗にカットされ、ほんのりとピンクがかった薄紫の色彩の中に銀の煌めきを宿しています。
古色によるダークな雰囲気をまとうシルバーには植物模様の浮き彫りが施され、エレガントな石にさらなる威厳を与えています。
シンプルなバータイプのデザインは、シャツの首元やジャケットの襟などにつけてもぴたりと決まります。可憐な華やかさとけれん味のない力強さが美しいマリアージュを見せるこのブローチをどうぞ身につけてお楽しみください。

今回、このブローチによく合うジュエリーケースがありました。外張りのえんじ、内張の深緑の素敵な対比がブローチの雰囲気とお似合いで、せっかくですからこちらをおつけしてお届けします。このケースもブローチとほぼ同時代のイギリス製と思われます。

1930年代までに製作されたイギリス製です。サイズは、全体の横幅が約4.7センチ、縦が最大約1.2センチで、台座は純度92.5%のスターリングシルバーと推定されます。
使用されているアメジストについては買い付け時の情報により、その後、正式な鑑定はしておりません。
古いものですので、ブローチ、ケースともに傷、汚れがあります。