アンティーク図版「死の舞踏」

「死の舞踏」とは「死は誰にでも平等にやって来る。」という思想や、「メメント・モリ 死を想え」という言葉とともにヨーロッパに広まり、15世紀以降、死者と生者が手を取り合って踊るという絵画でもよく取り上げられるモチーフとなりました。こちらでもふたりの人に死が訪れようとしています。
まずは「乞食」で、「私はなんと惨めな人間なのでしょう。死ぬと定められたこの身体から誰が救ってくれるのでしょう。」という聖書中のローマ人への手紙7章の一節が引用されています。
次は「夫」で、旧約聖書からの引用もありますが、やはり死にとりつかれているようです。
こちらは19世紀のイギリスの書籍からの切り抜きだと思われます。裏にも印刷があり、「愛の妙薬」というタイトルの文などが載っていますので、何やら怪しい雰囲気の本だったのかもしれません。死の舞踏は14世紀、黒死病の流行を背景に広まったと言われていますが、これを見るとそれから数百年後、19世紀のイギリスの闇の部分を垣間見ているような気がします。

出版年などの詳細は不明ですが、19世紀後半のイギリスで刊行された書籍の挿絵と思われます。
サイズは約10.5×13.5センチです。
古いものですので若干の傷みや汚れがあります。

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