博物画「身近な野鳥」

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インクがのった見事な多色刷りリトグラフで、庭や公園で見られる身近な鳥たちが紹介されています。美しい鳴き声でヨーロッパのウグイスとも言われるナイチンゲールやイギリスで愛されるコマドリなどがいますが、シジュウカラは私たちも目にしますね。特筆すべきは一羽一羽を表情豊かに描き分けていることです。親しみのある鳥だけに、それらが普段見せる姿を、一瞬、切り取ったように生き生きと表現しているのです。その艶やかな眼に宿る小さな光だけでも何かを語りかけてくる迫力があります。
本来、博物学とは自然界のものを整理、分類するという学問ですが、「天地間の隅々まであらゆるものを蒐集し、森羅万象のカタログを作る」という情熱こそ博物趣味と言えましょう。こちらはドイツの著名な百科事典、メイヤー百科事典の挿絵ですが、当時の一般の人々の知識欲、好奇心の発露が感じられます。
モノトーンの版画に始まる博物画は、それに手彩色を施す技術が発達し、ついにクロモリトグラフによる多色刷りへとたどり着きました。1930年代には姿を消しますが、優雅な絵画的な表現が魅力の多色刷り技法でした。

こちらは、1895年にドイツの著名な博物書籍出版社Bibliographisches Institut in Leipzigにて製作、出版されました。
サイズは約31×24.5センチと比較的大判です。
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